概要
2011年7月24日の、アナログ放送が終了する予定の日まで、あと3年と迫りました。しかし、まだ1億台近いアナログテレビが残っていると推定され、3年間でそれをすべてデジタルに置き換えることは不可能です。政府は、生活保護世帯に機材を支給するなどの「移行対策」をまとめましたが、これで電波を止めることはできるのでしょうか。また、アナログ放送の「跡地」を利用して行なわれる予定のビジネスはどうなるのでしょうか。
他方、電波の有効利用については、周波数オークションや「ホワイトスペース」と呼ばれるすきまの周波数を利用する技術が開発されています。情報通信政策フォーラム(ICPF)では、この「2011年問題」について各界の方々のご意見を聞き、移行を実現する政策を考えるため、シンポジウムを開催します。
映像レポート
スケジュール
協賛 IEEE Technology Management Council Japan Chapter
月日 2008年7月25日(金曜日)
場所 九段会館「瑠璃の間」(〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-5)
スケジュール
13:10 開場
13:30 開会挨拶
山田 肇(東洋大学、ICPF副理事長)
13:35 基調講演1
片山虎之助(元総務大臣)
13:50 基調講演2
From Broadcasting to the Network Age:
Lessons from the Digital TV Transition in the United States
Kevin Werbach(元FCC、University of Pennsylvania)
逐次通訳つき
15:10 休憩
15:20 パネル討論
モデレータ 山田肇
パネリスト(あいうえお順)
鬼木 甫(大阪学院大学)
上瀬千春(㈱フジテレビジョン)
小寺信良(フリーランス・ジャーナリスト)
吉田博史(総務省・地上放送課長)
16:50 閉会挨拶
林紘一郎(情報セキュリティ大学院、ICPF理事長)
定員 100名
会費 5000円(ICPF会員は無料で入場できます)