2010年12月14日、94名を集めて、電子行政研究会の第1回セミナーが開催された。熱気にあふれた会場で「電子行政の構築と政府CIOの設置」について多くの発表が行われた。
基調講演: 目指すべき電子行政の姿について
和田隆志氏 (内閣府大臣政務官)
講演: 抜本的な電子行政の革新
安延 申氏 (経済同友会電子政府推進部会)
講演: 電子行政を実現する情報システムのあり方について
須藤 修氏 (東京大学)
講演: 電子行政を実現する制度のあり方について
山田 肇氏 (東洋大学)
講演: 政府CIO設置のための法改正試案
上瀬 剛氏 (株式会社NTTデータ経営研究所)
案内: 電子行政研究会の活動について
内田 斉氏 (アライド・ブレインズ株式会社)
最後に、高井崇志氏 (民主党衆議院議員)より以下の通り、セミナーをまとめる発言があった。
「民主党情報通信議員連盟では電子行政に関連して、二つの取り組みを進めている。第一は、電子行政推進法の議員立法化である。電子政府ではなく電子行政となっているのは、政府と地方公共団体の両方で電子化に歩みを進めるべきと考えたからである。間もなく骨子ができるが、その内容についてこの電子行政研究会で検討し、法案化を助けていただきたい。第二は、政府が用意しているICT利活用促進一括化法についてである。法案が出て来次第、意見を提起していきたい。情報通信議員連盟としての意見は、民主党政務調査会に提案し法律化を目指すことになる。この政調との連携体制も整ってきた。」