概要
2011年7月24日の、アナログ放送が終了する予定の日まで、あと3年と迫りました。しかし、まだ1億台近いアナログテレビが残っていると推定され、3年間でそれをすべてデジタルに置き換えることは不可能です。政府は、生活保護世帯に機材を支給するなどの「移行対策」をまとめましたが、これで電波を止めることはできるのでしょうか。また、アナログ放送の「跡地」を利用して行なわれる予定のビジネスはどうなるのでしょうか。
他方、電波の有効利用については、周波数オークションや「ホワイトスペース」と呼ばれるすきまの周波数を利用する技術が開発されています。情報通信政策フォーラム(ICPF)では、この「2011年問題」について各界の方々のご意見を聞き、移行を実現する政策を考えるため、シンポジウムを開催します。
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