表記フォーラムは2025年2月21日(金曜日)にグローバルライフサイエンスハブ・カンファレンスルームとネット配信のハイブリッド形式で開催された。事前申し込み150名のうち100名が参加する盛会であった。
フォーラムの様子は次の通りであるが、文章の責任は山田肇にある。
- e-Japan戦略に期待し、その実現に向け様々な立場で尽力してきたメンバーも高齢者と呼ばれる世代になった。しかし、日本のデジタル化は一向に進んでいない。
- このフォーラムではマイナンバー制度成立からの歴史を振り返ったうえで(仙波大輔氏)、「一元的管理は違憲」という神話がマイナンバーの普及を妨げていること(榎並利博氏)、個人情報保護制度が保護に傾きすぎて歪められていること(日野麻美氏)、そして的確な情報発信ができていないことについて(奥村裕一氏)、論客がそれぞれ指摘した。
- 最後に登壇した森田 朗氏は「マイナンバー制度を監視社会と警戒する向きもあるが、本当に困っている人を支援する福祉社会にこそマイナンバーは活用できる。その際には、国民一人一人がどの行政機関がその人の個人情報を取得したかを確認できる仕組みが歯止めになっている。」と総括した。