知的財産 ライツビジネスの未来を考える:次世代に向けた著作権制度:ライセンス契約が普遍化する市場

シリーズ『ライツビジネスの未来を考える』
現在の著作権制度に対するニーズと、利用形態は日々多様化し、著作権に関わる人々も増え続けています。その中で、AppleやAmazonが「ライセンス契約」を交わす時代とどう向き合うのか、ネット時代に一早く対応できたJASRACモデルの応用は難しいのか、青空文庫の理念をどう受け継ぐか、……そうした話を産業論と政策論からどう見据えるのか。「ライツビジネスの現場における様々な著作権に対する向き合い方」について、事例毎にじっくりお話を伺うシリーズを開催しました。

第一回「次世代に向けた著作権制度:ライセンス契約が普遍化する市場」
Amazon Kindleで電子書籍を売ったり、AppleのAppストアでアプリを売ったりする上で、プラットフォームと交わす「ライセンス契約」が著作権をオーバーライドする状況が多々見られるようになってきました。これが意味すること、変えていくものや、プラットフォームが国際的に展開する上で、ユーザーや各国がどのように向かい合っていく時代となるか。こうした時代に健全な成長のための環境発展を促すため、「AICJ、アジアインターネット日本連盟」立ち上げにも関わられたYahoo! JAPANの別所氏に詳しく伺いました。

講師:別所直哉氏(Yahoo!JAPAN 執行役員社長室長)
モデレータ:山口翔(名古屋学院大学) 生貝直人(国立情報学研究所)
日時:2013年11月15日(19時~21時)
開催場所:東洋大学白山キャンパス 5号館 5101教室

別所氏の講演資料はこちらにあります

内容

  • コンテンツ権利者への利益還元を図りつつ、技術による利便性と情報へのアクセスを、世界に遅れることなくコンテンツ利用者が享受可能にする必要がある。しかし、コンテンツ利用が著作権法により制約を受け、コンテンツ流通を阻害し、日本の文化・産業の発展を阻害している。
  • Yahooは、サービス提供事業者として著作権者の利益還元を図りつつ、利用者利便性の向上を実現したい。そのためには、著作権法を改正するのを待つのではなく民間での話し合い・民民契約によるスピーディーな課題解決が重要である。