第二号 林紘一郎氏

林先生は情報通信産業及び政策を「法と経済」という一貫した視点から研究され、多数の著書を執筆されてきました。また、政府に設置された審議会・研究会などで委員を務められ、学会活動でも多くの役職で活躍されてきました。林先生の活躍は、後輩研究者の鑑であります。

林先生の功績をたたえ、著書のリストを掲載します。

  • 「ITリスクに対する社会科学統合的接近」佐々木良一(編著)『ITリスク学:情報セキュリティを超えて』共立出版、2013年2月
  • 『セキュリティ経営 ポスト3.11の復元力』(田川義博・淺井達雄氏との共著)勁草書房、2011年12月
  • 「法学的アプローチ」日本セキュリティマネジメント学会監修・松浦幹太編著『セキュリティマネジメント学』、共立出版、2011年8月
  • 『引用する極意 引用される極意』(名和小太郎氏と共著)勁草書房、2009年4月
  • 『入門 情報セキュリティと企業イノベーション』ジ アース教育新社, 2008年9月 
  • 『著作権保護期間』 (田中辰雄氏と共編著) 勁草書房, 2008年8月 
  • 『倫理と法―情報社会のリテラシー』(矢野直明氏と共著) 産業図書, 2008年4月
  • 『進化するネットワーキング』(湯川抗・田川義博氏と共著)NTT出版, 2006年10 月
  • 『情報メディア法』 東大出版会, 2005年4月(電気通信普及財団特別賞を受賞)
  • 「デジタル創作物と電子的権利制御」クリエイティブ・コモンズ・ジャパン(編)『クリエイティブ・コモンズ』NTT出版, 2005年3月
  • 「ディジタル時代の著作権」画像電子学会(編)『ディジタル情報流通システム』東京電機大学出版局, 2005年1月 
  • 「ウェブ上の著作権管理」青弓社編集部(編)『情報は誰のものか?』青弓社, 2004年6月  
  • 『著作権の法と経済学』(編著)勁草書房, 2004年6月 
  • 「情報通信学は可能か? ー 次の20年に向けて」情報通信学会設立20周年記念出版編纂委員会 『情報通信学』, 2003年10月
  • 「デジタル社会の法と経済」林敏彦(編) 『情報経済システム』 NTT出版, 2003年6月 
  • 「IT革命の虚実」篠原三代平(編著)『経済の停滞と再生』 東洋経済新報社, 2003年5月
  • 「通信政策:ネットワークにおける所有権とコモンズ」奥野・竹村・新宅(編著)『電子社会と市場経済』 新世社, 2002年11月(池田信夫氏と共同執筆)     
  • 「dマークの提唱:柔らかな著作権制度への一つの試み」デジタル創作権を考える会 
  • (編)『デジタル著作権』ソフトバンク・パブリッシング, 2002年12月所収 
  • 『電子情報通信産業』電子情報通信学会, 2002年4月  
  • 『ブロードバンド時代の制度設計』(池田信夫氏と共編著) 東洋経済新報社, 2002年4月
  • 「情報財の取引と権利保護」(奥野・池田編)『情報化と経済システムの転換』東洋経  
  • 済新報社, 2001年9月 
  • ‘Comments on the Convergence of Telecommunications and Broadcasting’ in K. 
  • Nakamura and K. Agata (eds.) “Convergence of Telecommunications 
  • and Broadcasting in Japan, United Kingdom and Germany” Curzon Press April, 2001
  • 「独り勝ち現象とネットワーク外部性」新宅・許斐・柴田(編)『デファクト・スタンダードの本質』 有斐閣, 2000年11月
  • 「地域情報化政策と経済活性化」『北東アジア地域研究序説』国際書院, 2000年3月
  • 『ネットワーキング–情報社会の経済学』NTT出版, 1998年4月
  • ‘Universal Service in Japan’, in Eli Noam and A.J.Wolfson (eds.) “Globalism and Localism in Telecommunications,”Elsevier, 1997 
  • ‘Private Networks in Japan and the Need to Secure GlobalInterconnectivity’ in Eli Noam and Aine Nishuilleabhain (eds.) “Private Networks Public Objectives”, Elsevier, 1996 (co-authored with Richard Nohe)
  • 「ネットワーク産業の競争と規制」林敏彦(編)『講座・公的規制と産業電気通信』 NTT出版, 1994年7月所収
  • 『ユニバーサル・サービス』中公新書, 1994年3月.(田川義博氏と共著)
  • ‘From Network Externalities to Interconnection’ in Cristiano Antonelli (ed.)“The Economics of Information Networks,”North-Holland, 1992 
  • 「流通機能と情報機能─インテリジェント化への途」『流通の再構築』有斐閣, 1991年3月所収 
  • 「通信自由化とネットワーキングの経済性─公益事業論を越えて」公益事業学会(編)『公益事業の規制と競争』電力新報社, 1989年10月所収
  • 『ネットワーキングの経済学』 NTT出版, 1989年9月(電気通信普及財団賞を受賞)
  • 「情報通信の新秩序と市場の拡大」経済政策学会(編)『経済政策学の発展』勁草書房, 1988年5月所収 
  • 『インフォミュニケーションの時代』 中公新書, 1984年8月(草稿段階の論文が、テレコム社会科学賞を受賞)
  • 『データ通信による流通システムの設計』 日本経営出版会, 1972年9月(石津勝馬氏と共著)